1000円前後の格安でネイティブのレッスンが受けられるオンライン英会話について

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前回に引き続き、価格帯ごとのオンライン英会話のまとめを行っていきたいと思います。

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低価格のネイティブ系オンライン英会話

今まで60個のオンライン英会話のレビューを書いてきましたが、その全体の割合の中でこの30分辺りの価格1000~1300円に該当するオンライン英会話はおおよそ15~16%に該当する10社程度です。

この価格帯の特徴としては、基本的に「ネイティブ講師の中で低価格」です。30分辺り300円以下の価格帯のオンライン英会話が『非ネイティブの中での低価格』路線であり、この30分辺り1300円以下の価格帯が先進国基準での『低価格』に該当します。まあ、各国の最低賃金がいくらかは知りませんが、日本やドイツ基準で1000円前後ですので、アメリカやニュージーランドの最低賃金もそのあたりの価格帯かと思います。

これらの講師を採用し、会社としての体をなしていくためには、最低限の価格設定が30分辺り1000円前後、ということらしく、これを大きく下回るネイティブ系のオンライン英会話は今まで見たことがありません(DMM英会話とベストティーチャーはちょっと特殊な形態をとっていますが)。

さて以下、この価格帯のオンライン英会話の特徴をまとめていきたいと思います。

1.講師の質

発音に関しては、ネイティブなので当然パーフェクトです。さて、ところが母国語が英語だからと言って必ずしも『いい講師』でないのが英語学習の特徴です。発音はパーフェクト、語彙や表現もむろん日本人よりも知っているが、それでも講師として微妙、といった層がこの価格帯にはたくさんいます。

理由として、この価格帯にはいわゆる『プロフェッショナルではない講師』が多く在籍しています。もちろん、中には講師歴○○年のベテランもいますが、学生がアルバイト感覚でおこなっている場合もありますし、おばあちゃんが老後の楽しみに行っている場合もあります。それゆえ、後述するような30分辺りの価格2000円以上の高級路線のオンライン英会話とは一線をかくしているのです。

以前、レアジョブやDMMのようなオンライン英会話を『玉石混交』型のオンライン英会話で、中には良い講師もいれば悪い講師もいる、と称したことがありますが、その理論がこの価格帯でもそっくりそのまま当てはまります。中には物凄い経歴の持ち主もいますし、後述するような高級系のオンライン英会話の講師よりもはるかに教え方がうまいな、と感じた講師もいます。一方で、単にネイティブだからという理由だけで講師を行っている者がいるのもまた事実で、正直人を見る目が問われてきます。

また、ここは母国語話者と非ネイティブとの分かり合えない隔たりが存在しますが、彼らは生まれながらに英語が話せてしまう人々ですので、我々が外国語を勉強する気持ちがわかりません。彼らの中には当然、スペイン語やフランス語など、別の語学を勉強し、そうした勉強方法をすすめてくる人もいますが、根本的に構造の次元の違う言語(アラビア語、中国語など)を学んだことのない人には、我々の欧州言語学習の苦労は分からないはずです。

ですので、この『英語学習の苦労が分かる』といった意味に関しては、ネイティブ講師は余り適していないとは思います。

2.教材の質

この価格帯に教材はほぼ存在しません。基本的には、市販の教材や、ウェブ教材を使ってのレッスンを行う形です。ですので、レッスン形態は自然とフリートーク主体となり、講師の質が問われる形となってきます。

これが、この価格帯のオンライン英会話会社の抱える問題点かと思います。ウェブ教材やフリートーク主体のレッスンは、講師の指導方法やvocabulary・表現の数に大きく左右されます。

3. その他特記事項

まず、初心者が価格帯のオンライン英会話に手を出すことはお勧めしません。ネイティブとレッスンをすることの最大の特徴は『ネイティブ英語を理解するリスニング力が身につく』こと、そして『一歩進んだニュアンスの語彙や表現』を教えてもらえることです。

前者に関しては、まずフィリピン人など非ネイティブのゆっくりとした英語が理解できないレベルでは、ネイティブの砕けた英語はなおさら理解できません。最低でも非ネイティブ系と辞書を使わずに30分間フリートークができるレベルになってから手を出すことをお勧めします。

ついで、語彙や表現に関してですが、これも『知っていればなお良い』的な話であって、少なくとも高々日常会話では必須ではありません。例えば、英語には多くの『得る』という表現があり(get, gain, obtain, acquire..)、得る方法や対象によって語彙が使い分けられています。凄い乱暴な解釈ですが、知的に見えるかはおいておき、日常会話で友人と話すレベルであれば全部の場面で『get』を使っても、言わんとすることは伝わります。勿論、使い分けができるにこしたことはありませんが、それはもうちょっと後の段階になってからでも問題はありません。細かい話『learn』も『study』も日本語では『勉強する』ですが、コンテキストによって使いどころは異なります。勿論、これも使い分けできるにこしたことはないですが、できなくても日常生活になんら差し支えないので、優先順位は後回しです。

他にも『Can you speak English?』がおかしい表現だとか、やれ失礼な表現だとか聞きます。もちろん、微妙にニュアンスはおかしいですが、少なくとも初心者のレベルで一々矯正するほどのモノではありません。最低限、初心者が目指すべきなのは『辞書を使わずに目の前の外国人と意思疎通できる』ことであって、時宜にあった英語を使い分けることではありません。そういった意味でも、基礎を通り越してネイティブの教える『自然な英語』に執心するのではなく、始めは多少おかしい表現でもいいので、非ネイティブの下で多少おかしくても伝わる英語を学んできましょう。あとからいくらでも矯正できます。

おすすめの勉強方法

基本的に教材を設けているところはありませんので、重要なのは自分で作るカリキュラムと、講師の腕次第ということになってきます。講師の腕次第では、フリートークでも新しい単語や表現をどんどん覚えることができますので、一番いいのはこの方法です。例えば、mainichieikaiwaなどであれば質の良い講師がそろっています。

その場合でも、必ず予習復習、最低でも復習をすることを忘れてはいけません。その場で新しい単語を教えてもらって学んだ気になっても、翌日やさらに翌日になると忘れていることが多いので、できれば覚えた単語をその翌日か翌々日に使うくらいのことは必要です。学んだ単語を自らアウトプットすることによって、その単語が脳内に定着します。

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