海外生活ではなぜ英語力が身につくのか?日本にいながら英語を学習するコツ

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海外で生活していれば自動的に英語力が身につくような気がしますが、実際はそうではありません。海外で生活している場合でも、それなりに努力をしないと語学は身に付きません。
今回は、海外での生活がなぜ英語力を向上させるのに適しているのかをまとめていきます。

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海外生活と語学の発展

確かに日本と比べると、海外生活は英語を勉強するうえでかなり優位な環境ではあります。買い物、友人との会合、大学の講義、仕事など、もちろん海外で生活している目的にもよりますが、こうした活動を英語を通して行うことによって、ゆっくりと、しかし確実に英語力が身についてきます。

まずは私が考える、英語を勉強する上での、海外で生活することのメリットです。すなわち、『多くの英語に触れられる』そして『多くの英語を使える』、この2点に尽きます。

1.多くの英語に触れられる(インプット)

多くの、というのはすべてのコンテンツを含みます。すなわち、スーパーの値引き広告から友人との会話、新聞などです。ちなみに、海外で生活すると浴びるように英語を聞いたり見たりするので英語が話せるようになる、という説を聞きますが、それは厳密には間違いです。

段階としては『1.たくさんの英語の語彙やフレーズを耳にしたり目にしたりする』『2.それらをどこかで勉強した際にすんなり覚えられる』『3.それらの語彙やフレーズを自分で使ってみると、すんなり覚えられる』。この段階こそが、私が考える語学の学習スキームです。

例えば、我々は日常的にカタカナ語を用いています。小さいころから日本語と同じように同じように「honey」「glass」「toast」といった言葉は知っているかと思います。こうして、昔から何度も何度も耳にしたことのある言葉は、自然と脳に定着し、引き出しにしまわれていますので、いざ使用する際にもすんなり使うことが可能です。

さて、現地での英語学習でも、まったく同じことが言えます。とにかく目にする英語の分母量が日本での生活とは比べ物になりませんので、例えば海外の家電屋さんである日『ファンヒーター』を買ったとします。そのファンヒーターには『with oscillation』と書かれています。とりあえず、この時は意味が分からないので無視しましょう。一週間後くらいに、物理の講義か何かで再び『oscillation』という単語を耳にします。すると、このとき『おや、この単語どこかで見たことがあるぞ』という感情が生じます。

何度か繰り返しているうちに、意味は分からずとも、とりあえずこの字面『oscillation』という言葉がこの世に存在することを脳が認識します。最終的に気になって辞書を引いてみると『振動』という意味あいであることが分かりますが、何度も見聞きしている間に、この単語はすでに頭に刷り込まれていますので、単語帳で覚えるよりもスムーズに頭に残る、というわけです。これと同じことが、他の単語、フレーズでも同様に繰り返されて生じるため、海外で生活すればするほど、この単語の下地を築くチャンスに多く恵まれ必然的に語彙力が増えていく、というわけです。

2.多くの英語が使える(アウトプット)

上述のプロセスで学んだ新しい語彙や表現は、使うことによって脳に初めて定着され、以後引き出しが容易になります。日本では、スクールに通ったり、オンライン英会話を利用したりしないと、英語を使う場面には遭遇できませんが、海外であれば、割と容易に英語を利用する場面に遭遇することが可能です。

私の住んでいるのは英語圏ではありませんが、それでも駅のインフォメーションセンターや大学施設などで英語が使えますし、英語圏からの学生も多く来ています。そうした人々と英語を日常的に使う機会は多く存在しますので、最初のプロセスで覚えたものを、スムーズにアウトプットすることができ、結果として英会話力が向上していく、というわけです。

国内で同じ要件を作り出すことは可能か

さて、続いて本題に移ります。海外での生活では、インプット→アウトプットまでの一連の流れが容易に行えることから、英語の定着がスムーズであると、上述しました。つまり、日本国内にいようとも、似たような状況を作り出すことができれば、海外にいるのと同じように英語が学習できることになります(もちろん、朝から晩まで英語で思考することは不可能ですので、100%同じ状況を作り出すことは難しいですが)。

1.多くの英語に囲まれた状況をつくる

日本にいながらこの状況を人為的に作ります。ただやみくもにオンライン英会話でスピーキングの機会を増やしたところで、英語力は身に付きませんので、その土台となるインプットの機会を増やしていきましょう。

具体的には、普段日本語で行っている情報収集などを、英語に置き換えてみます。勉強、仕事上の情報などは、直接自分の成績や評価にかかわってくるものですので、これを英語で行うのは難しいと思います。一方で自分の趣味に関することであれば、英語で行うのもあまり苦ではないはずです。例えば、ネットサーフィンが趣味であれば英語のサイトを多く閲覧したり、ウィキペディアを英語で読んだり、オンラインゲームを英語でおこなったりといった形です。

テレビやネットなど、人によっては一日に1時間も2時間も費やすことがありますので、これがそっくりそのまま英語の勉強に置き換わったと考えると、かなりのアドバンテージになります。どこかで書きましたが、社会人になってからの英語の合計時間が1000時間を越えるとかなり英語力が身に付きますので、毎日2時間のテレビとネットサーフィンをそのまま英語で行うと、1年で700時間近い学習ができることになります(もちろん、アウトプットも並行して行う必要がありますが)。

2.多くの英語を発信する機会をつくる

続いてアウトプットです。インプットだけでは、本を読んだりテレビを見たりする能力は身に付きますが、話したり書いたりまではいきませんので、これも人為的に機会を作りだす必要があります。

ここで、オンライン英会話の登場です。ただし、フリートークのように相手のペースに乗っかって、いつも同じトピックばかり行うようなものはダメです、そのトピックでしか話が続けられなくなります。具体的に効果があるのは、自分が直近に勉強したトピックを用いたディスカッションなどで、これは勉強でいうところの復習と同じ効果がありますので、アウトプット→インプットを素早く行うことで、そのトピックに関する語彙やボキャブラリーが定着します。

この勉強法であれば、教材にあまりお金をかけていない安価なオンライン英会話でも十分効率よく英語が学習できます。具体的には、WeblioやDMMなどは、高級路線の会社と比較すると、講師の質も教材も完ぺきとは言い難いですが、単なるアウトプットの場として活用するにはもってこいです。

英語の発信は、1日1時間くらいでも十分でしょう。というのも、いくら海外にいても、1時間以上ぶっ続けで会話することはほとんどありませんし、それ以上アウトプットばかりを行っても、インプットが追いつきません。

以上が、私の考える、日本にいながら海外生活と同じような学習効果を生み出す勉強法です。

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