海外の大学・大学院に留学する際のデメリットとクリアしなくてはいけない3つのポイント

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前回、海外の大学・大学院に留学するメリットを書きました。実際に、多くの情報誌や斡旋者などがこのようなポジティブな側面を前面に押し出してきますが、当然留学には悪い部分もあります。

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海外の大学・大学院に行く際のデメリット

一番大きなところでは「時間と金」です。一流のMBAスクール2年間通おうと思ったら、それだけで500万円以上はしますし、そのために当然仕事も辞めますので、その間基本的に収入はゼロになります。安定という側面から見て、年齢をおうごとに海外留学が難しくなっていくのも、ひとえに、30を過ぎると社内での一定のポジションを得られますし、そこからすべてを投げ出してまで海外留学に行く意味があるのか、という問題だと思います。

また時間という面で見ても、今まで培ったキャリアをなげうって海外に行くわけで、日本での人間関係、仕事関係を場合によっては一度清算する必要が出てきます。家族がいる人は、家族を連れて行くか、日本に残していくか、という選択肢を迫られ、どっちみち、その生計をまかなうために、留学費+当面の生活費を確保する必要に迫られます。

ほかにも、健康面や治安面での不安や、異国の文化に馴染めなかったり、語学力が足りずに中途で退学を余儀なくされるケースもあります。こうした部分は、あらかじめ知っておき、対策を立てておくことが必要です。

まあ、何を持って失敗と呼ぶのかにもよります。海外留学後に年収が減る可能性もありますが、日本にいたころよりも生活状況が改善したと思えばそれはそれでプラスと捉える人もいるかもしれませんし、長い目で見れば成功だった、といえるでしょう。ですので結局、海外留学を失敗した、成功した、と考えるのはその個人の判断で、人によっては成功ととらえられるものも、人によっては失敗ととらえるかも知れません。

ともあれ、やはり留学するからにはその当面の目的を果たしたいものですし、そのためにはいくつか注意しておかなくてはいけない点があり、それを次の項でまとめていきたいと思います。

大学・大学院留学のための3つのポイント

具体的に留学を成功させるにあたり、抑えておかなければならないポイントを見ていきましょう。

1、金銭的なポイント

まず、海外留学する前にここを確認しなくてはいけません。アメリカ、イギリスのMBAスクールの費用は法外に高いです。

Higher education costs in the United States have outgrown the rate of inflation, and getting an MBA has associated tuition expenses along with rent and book costs. MBAs, especially those who go to private business schools, can accumulate between $100,000 – $200, 000 in debt and expenses in just over a two-year period

「アメリカの大学費用はそのインフレーションレートを上回るスピードで高まっており、MBA取得の場合には家賃や書籍代も勘案しなくてはいけない。特に私立大学でのMBA取得を目指す場合には、2年間で1000万円~2000万円程度の費用が見積もられる。」

http://www.investopedia.com/articles/professionaleducation/09/mba-real-costs.asp

実際には奨学金のような制度が受けられたり、最終的にはこの金額よりは下回ることが多いようですが、それでもやはり、かなりの額の学費に加え、現地での生活費や、書籍代などを見積もっていくとなると、かなりの覚悟が必要になってきます。

北欧など一部の国では大学院の費用がゼロに近いところもありますが、2年近く収入がなくなり、その代わりに生活費・学費といった支出のみがかさんでいく状況に陥りますので、退職前に必ずコストの計算は必要になります。

私の知り合いでも、会社を辞めて海外留学したはいいものの、結局資金難に陥り、日本に帰国する羽目になったような人もいます。MBAは高額で知られていますが、ほかの学部なども国によってはかなりの費用がかかりますので、やはり渡航前に確認しましょう。

2、語学力のポイント

日本の大学院に進学するためには必ずしも求められるものではありませんが、海外の大学院に留学するためには、必ず語学力が必須要綱です。

The TOEFL test is graded on a 0 to 120 range. The score determines your level of English, so you cannot fail on the TOEFL. Generally, Masters and MBA programs will require a proficiency level of English ranging from 95 to 110 points.

「TOEFLテストは0~120点のレンジであなたの英語力を評価するものである。そのため、MBA取得に関しては不可欠である。一般的に、MBAを志そうと思ったら95~110点程度のスコアが必要となってくる。」

http://www.accessmba.com/?id=2770

こと語学力に関しては、あればあるほど有利です。上述のように入学用件で求められるのはもちろん、入学後もプレゼン、筆記試験、論文など、あらゆる場面で高度な英語力が求められてきますので、ここで挫折する人も少なくありません。

MBAのみならず、どういった学部でもこの語学力は求められてくるもので、オンライン英会話のような個人的な努力では限界があります。語学の勉強を始めたてのころはオンライン英会話、自習、教材などでもまかなっていくことが可能ですが、最終的には語学スクールなどで集中的にトレーニングを施すのもひとつの手です。というのも、オンライン英会話などでは論文の書き方、ディスカッションの練習などはできませんので、どのコンテンツでどういったことが可能かは確認しておきましょう。

3、海外適応のポイント

最後に、適応力のポイントです。どんなに英語が話せても、どんなにお金があろうとも、異国の地で一人で生活することに抵抗がある人には海外留学は難しいです。海外旅行と海外で実際に数年間生活することとには違いがありますので、期待に胸を膨らませて海外に行ってみて、やはり思っていたものと違ったということで帰国する人もいます。

このあたりの判断は難しいところですが、学生時代に半年程度の海外経験などがあれば、ひとつの目安になってくると思います。文化だけでなく、気候、食事なども異なり、人間関係もまた一から構築しなくてはいけませんので、こうした部分への適応力は人によって異なってくるはずです。

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