実践の英会話と勉強するにあたって違いは何か?

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オンライン英会話は、理論上は英会話の延長です。通常の英会話との違いは、画面越しであるかどうか、相手が目の前にいるかどうか、というだけのはずです。ただ、私が体験した感じでは、オンライン英会話と実践の英会話とには、若干隔たりがあるように思います。

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私が感じたバーチャルと実践の差異

これは私の癖なのですが、英会話を行う時、時々右上を見上げる癖があります。脳の右脳だか左脳だかに、言語をつかさどる部分があって、そこを無意識的に見上げている、という説を聞いて納得した覚えがありますが、要するにそのような些細な癖です。

オンライン英会話の場合、特にビデオ通話を行わない場合、結構その癖を多用してしまい、あらぬ方向を見上げながら英語を話します。これは、オンライン英会話では全く問題の無いことです。相手はこちらを所作を見ていませんし、別にタバコを吸いながらだろうと漫画を読みながらだろうと、オンライン英会話は行おうと思えば行えます。

ところが、実際の英会話となると、どうも勝手が違います。例えば仕事で英語を使うとなると、目の前のテーブルに相手は目の前に鎮座しています。握手をして、お互いに向かい合って、視線を合わせなくてはいけません。これは、オンライン英会話のような弛緩状態とは異なります。

このような状況でよどみなく、オンライン英会話のようにすらすらと英語が話せるかというと、難しいです。視線はリラックスできません。相手の一挙手一投足に集中し、相手の意図を読み取る必要がありますし、オンライン英会話の講師と違って、会話のキャッチボールを上手くリードしてくれるわけでもありません。

私は模試よりも本番の試験のほうがいい結果が出るタイプなのですが、英会話の場合は対照的に、ネイティブとお喋りをするとき、オンライン英会話のようにペラペラと話すことができませんでした(最近は慣れてきましたが)。実践と演習の差異は、英会話の場合特に顕著でもあるようです。

最後には実践の英語に慣れておく必要がある

これは、気持ち的なものかも知れませんが、結構多くの人が同じことを言っています。結局のところ、オンライン英会話のレッスンは補助輪有の自転車走行のようなもの、あるいはゴルフの打ちっぱなしのようなもの、はたまた波の無いプールでの水泳のようなもので、最後にはコーチや補助を除外した、実践の英語の海に出なくてはいけません。

通算でいうと、私は英語の勉強時間とドイツ語の勉強時間は同じか、もしかすると英語の方が多いくらいなのですが、ドイツの方は現地の語学学校で勉強し、日常生活も全てドイツ語でこなす、という生活を1年間おこないました。

その結果、ネイティブと向かい合って話すときには、ドイツ語の方が確実に流暢に話せますし、下手したら日本語よりもドイツ語の単語の方が先に思い浮かぶことがあるくらいです。一方、読書、映画鑑賞、そしてオンライン英会話を通じて勉強した英語は、実践ではどうもうまく使いこなすことができませんでした。大学で実践的な英語を使いはじめて、ようやくそこそこ上手く話せるようになった形です。

最後の一線は、やはり実践の場で慣れる

私はこの点こそが、唯一オンライン英会話が対人の英会話を永遠に越えられない部分だと思います。以前、オンライン英会話と英会話スクールを比較した際に「五感を使って勉強できるか否か」という言葉を使いましたが、まさしく、その点において、オンライン英会話は通学型のスクールに及びません。

完璧な英語をマスターするためには、実践の場に出る必要がある

さて、それではオンライン英会話では結局のところ、パーフェクトな英語を学習するのは難しいのでしょうか?私は言語学者でも脳科学者でもありませんが、個人的に、非ネイティブ型もネイティブ型もオンライン英会話を3年以上経験した立場から言うと、実践とオンライン英会話との英語力の上達の曲線は以下のような形です。

実践とオンライン英会話の差異グラフ

実践とオンライン英会話の差異グラフ

ある地点までは、実践だろうとオンライン英会話だろうとそこまで差はないと考えています。ところが、ある地点、個人的にはここは上級者、TOEICでいうと900点を越えたあたりからくらいですが、オンライン英会話だけでは上達しないラインにぶち当たります(私が個人的に作った図ですので、学術的な整合性は皆無です)。

私の英語はまだパーフェクトではありませんので、偉そうなことは言えませんが、ドイツ語は曲がりなりにも大学で講義を受けながら討論するレベルですので、語学の上達曲線が、上記のような軌跡をたどることはなんとなく分かります。実際のところは、曲線ではなく階段状に、しばらくの停滞期間があったのちに上達するような形ですが。

理想形を言えば、ですのであるレベルまではコストの面からもオンライン英会話を実践する必要があります。もう少し言うと、ここまではネイティブだろうが非ネイティブだろうがそこまで差はありません。

TOEICで900を越えたあたりから、コストさえ見合えばネイティブ系のオンライン英会話を行うことをお勧めします。ネイティブ系で時間さえたっぷりかければ、パーフェクトとまではいきませんが、そこそこのレベルには達します。

そして、最後のひとおし、ここだけは「実践」の力が必要です。我々の最終目的が「オンライン英会話でペラペラになること」であれば実践の場はいりませんが、グローバルな活躍を望むのであれば、最後には実践演習が必要になってきます。

実践演習とは、いわゆる「対面による」英会話です。本当のところ、対面する英会話スクールと、ネイティブ5人に交じって英語でお喋りする難易度はまた異なりますが、対面型であればほとんどパーフェクトに近いレベルまで補完することが可能です。

次回は、どのようにこの実践の場に持って行くか、ということについてまとめていきたいと思います。

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