英語は難しい言語か?日本人が英語を習得するまでに必要とする期間

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言語の難易度は相対的なものです。我々にとって、中国語や韓国語の習得は容易とされていますが、英国人などが中国語(特に漢字)を習得する場合、血のにじむ努力を要します。今回は、英語がどれほど我々にとって難しい言語なのか、についてまとめていきたいと思います。

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英語は日本人にとってどれほど難しい言語か?

よく『日本人は英語ができないね!』と欧州人に馬鹿にされるたびに、中国語が世界標準になったら、今度困るのはお前らのほうだぞと思ってるのですが、それだけ、言語の習得難易度はその学習者の生まれ持った言語環境によります。

Johnson is sorry to disappoint, but the boring answer is “it depends”. Whether English is confusing or easy mostly depends on the learner’s native language. A native speaker of German or Dutch—Germanic languages closely related to English—will find English relatively straightforward. Learners whose first language is Chinese (completely unrelated) or Russian (distantly related) will find English much harder.

『(英語が果たして難しい言語なのか、という質問に対するジョンソンの回答は)当たり障りのない答えだが「時と場合による」というものであった。すなわち、英語の難易度は、英語学習者の母国語による、というわけだ。ドイツやオランダ人のように、英語と似通ったゲルマン語族の人々にとっては、英語はそこまで難しいものではない。逆に、中国人やロシア人にとっては、英語の習得はより難易度が高い、というわけである。』

さて、アメリカの外務省の機関が発表した、英語話者による言語難易度では、中国語、日本語、ハングル語、アラビア語などがマックスレベルでしたので、同様に、我々にとっても英語は難易度が非常に高い言語だといえます。

ただし、日本の機関がはっきり時間とお金をかけて、日本人にとって習得難易度の高い言語を研究したデータはありません。インターネット上にはいくつか、主観的なデータが転がっていますが、特に根拠があるわけではありませんので注意しましょう。

私の主観的な意見ですと、英語の難易度はドイツ語と似た程度か、あるいはそれより少し簡単なくらいです。ドイツ語では、男性名詞、女性名詞、中性名詞があり、また、目的語をとるか、主語の形態をとるかなど俗にいう『格変化』なるものが存在します。ただし、リスニングに関しては一語一語キビキビ(形容が難しいですが)発音するので、知らない単語でもスペルがすぐに思い浮かびます。英語の場合、言葉同士がくっついて発音することもあり、その辺は英語の方が難しいです。

中国語と比べると、はるかに英語の方が難しいです。中国語はピンインに難がありますが、それさえクリアしてしまうと(語順が英語に似ている、というのもありますが)、日本人にとっては割とどうにかなる言語です。

そして、ロシア語と英語ですと、総合的にロシア語のほうが難しいです。ロシア語の文法はドイツ語以上に複雑ですし、ウムラウトなど一部のモノを除いてほとんど英語と似たドイツ語と違って、発音も日本人に馴染みの無いものが多いです。

東南アジア言語(タイ語、クメール語など)は、文法自体はそこまで難しくないですが、あの文字で挫折する人が多いです。逆に、現地在留者の中には、文字は初めから諦めて、仕事で使用する分のスピーキング能力だけ磨いている人もいます。

もちろん、全部の言語を勉強したことがあるわけでは無いので、一概に比較できませんが、主要言語の中で比較してみると、日本人の英語習得の難易度は上の下程度のレベルかと思っています(ロシア、ハンガリー、アラビア語などが更に上位)。

言語を用意に習得するためのコツ

日本人なら英語の習得(ビジネスでそこそこ使えるレベル)に2000時間以上、フランス語やドイツ語であればそれ以上かかると言われています。これは、毎日3時間、2年間続けてようやく到達できる時間ですので、仮に成人を迎えたものが、新しい言語を習得しようと思ったら、毎日3時間×2年間、というのはまずまず非現実的なお話です。実は、この言語習得に要する時間をショートカットする方法が存在します。

欧州言語は一つ習得するたびに、次の一つが容易になる

私がヨーロッパの大学院合格に際して、英語とドイツ語を習得しましたが、明らかにドイツ語習得に要した時間の方が少なく、大学の講義についていくだけのレベルに達するのに、学習時間は1000時間かからなかったと思います。

続いてロシア語を勉強しましたが、これも、ある程度ラテン語の単語が使えたり、各変化のシステムをドイツ語で理解していたおかげで、そこまで莫大な時間を費やすことはありませんでした。

英語さえ習得してしまえば、その応用として、同じゲルマン語族に属するドイツ語やオランダ語は勿論、フランス語、ポルトガル語、スペイン語などは英語に費やしたのと同等の時間を費やす必要がなくなる、というわけです。

よく、年を取ってから新しい言語を始めると物覚えが悪い、と言われますが、私の場合、最初の英語が一番苦労して、20代後半で覚えたドイツ語やロシア語の方がそこまで苦労を覚えずに済みました。この順序が逆で、最初にロシア語、次にドイツ語、最後に英語、とかでしたら、多分最初のロシアのアルファベットの時点で詰んでいたと思いますが。

ですので、将来英語以外の言語も学習したいと思っている方には、極力、英語を勉強するさいに『文法的要素』も考慮して学習しておくことをお勧めします。直接目的語と間接目的語の違い、間接話法と直接話法の違い、助詞の機能など、他のヨーロッパ言語に援用できる要素が多数含まれており、必ず『言語習得のショートカット』に繋がります。

私は高校の時、こんな英語の文法覚えてなんの役に立つんだ、現地へ行って毎日英語話していれば英語話せるようになるだろう、と思っていましたが、ドイツ語の学習を始めた時、英語の文法の重要さに気が付きました。

オンライン英会話で、英会話の演習をすることは非常に重要です。特に我々は、中学高校とたくさんの文法事項を学んできたにもかかわらず、それを使用する機会がなかったのですから。ただし、実践演習に気を取られて、文法をおろそかにしてはいけません。特に、将来第二第三言語を習得したいと思っている方は、多少後戻りする感じがしても、中学、高校レベルの英語の文法をしっかり復習してから、英会話に望むことをお勧めします。

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