グローバル人材とは何か:英語力で考えるグローバル人材のなり方

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グローバル人材という言葉が叫ばれるようになって久しいですが、いまだに賛否両論あるようです。そもそも最近になって新しくできた言葉ですので、定義もなにもあるわけではありませんが、今回は、英語とグローバル人材、というトピックについて考えていきたいと思います。

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グローバル人材とは何か

グローバル人材を探るためには、日本経済の現状について簡単に把握しておきましょう。すでに、日本経済の経済は過ぎて、労働力人口も次第に縮小していく流れにあります。国内マーケットが衰退していくわけですから、企業は海外マーケットに打って出なくてはいけないわけですし、国内の労働者不足を補うために、海外の労働者を受け入れていかなければいけません。

そうすると、海外で通用する、あるいは国内のチームの多様性を高めるようなリーダーが求められていくわけで、そうした『グローバルに成功するビジネスを導ける人』を総称してグローバル人材と呼んでいるのだと、思います。

これは、何も日本だけの問題ではなく、ヨーロッパの多くの国でも少子化が進んでおり、ドイツなどは本腰を入れて労働者人口を確保するために難民受け入れや他国の人材獲得戦略を行っています。

さて、ここからは私が大学院で学んだ内容ですので、海外目線での『グローバル人材』の定義になるのですが、海外戦略の一つとして『海外駐在員(expatriate)』を現地に派遣する手法があり、それに適した人材がいわゆる日本で呼ばれている『グローバル人材』に近い定義かと思います。

どんな人が適しているのかというと、平たく言うと『海外ビジネスを成功に導ける人材』です。どんな人が海外ビジネスを成功に導けるのかと言うと『海外に適応(adjust)』できる人は、傾向として海外で良いパフォーマンスを残しやすい傾向にあるという結果が出ています。そして、どんな人材が海外での仕事に適応できるのかというと『語学力がある』『海外経験がある』『リーダーシップがある』『何か特定の物事に対してプロフェッショナル性がある』などの技能や特性(Qualification)が求められているようです。

他にも、本人の海外志向が強い、とかいろいろな要素はあるのですが、海外でのパフォーマンスとの相関関係が特に強いのは、やはり海外での経験や、語学力がモノを言うようです。

ただし『語学力があること』『海外経験があること』は『グローバル人材』になるための必要条件であればこそ、十分条件ではないことが分かり、これらをいくら備えていたとしても、海外で活躍できる人材とは言い切れないことが分かります。ですので、企業が『グローバル人材を求む』といったところで、面接で語学力と海外経験だけアピールしても意味がない、というわけです。

語学力や海外経験は、海外で活躍するための要素の一つであるが、それだけでは不十分である

それらはあくまで『海外に適応できるか』どうかの試金石にすぎず、最終的な目標は『海外ビジネスを成功に導くこと』です。

グローバル人材になりたい人の英語学習

とはいえ、様々な研究から、流暢な語学力は円滑な人間関係を可能にして、結果として現地に適応しやすくなる、という結果が出ていますので、グローバル人材になるための第一段階として語学を鍛える、という方向性はあながち間違っていません。

例えば、大学在学中に海外ボランティアに行ったり、海外でインターンしたりと、海外経験を積む人もいますが、そうするうえでも、やはり英語力は欠かせませんし、できればできるほど、現地の人との人脈も行動範囲も広がります。B1レベルの英語では、せいぜい外国人と日常会話を楽しむ程度しか使い道がありませんが、B2レベルになると、割と複雑なタスクも理解できるようになりますし、C1レベルになると海外の学生と手を組んで企業を計画したり、といったことも流暢に可能になります。

英会話は、あくまで目的達成のための手段として割り切ろう

英会話ができるから凄い、のではなく、英会話を利用して何かを行ってようやく凄いのであって、そうでなければTOEFL120点だろうと、ゲームで最高点を更新した程度の価値しかありません(と、私の教授が言ってました)。

というところで、英会話学習法の話に戻ってきますが、海外に行く前の練習土台として、オンライン英会話が存在するわけです。以前からいくつかオンライン英会話を活用した勉強方法についてはまとめていますので、ここでは詳細は割愛しますが、オンライン英会話だけではなく、リスニング、ライティング、リーディングを交えて総合的に学習することが効果的です。

ただし、Skypeごしにオンライン英会話をしたからといって、海外の文化が分かったり、海外に適応する能力が身についたり、ましてや海外ビジネスのコツが分かったり、ということはほとんどありません。

たまに『英語を勉強しながら海外の文化を学ぼう』という謳い文句がありますが、まあ、時差が日本に比べて何時間とか、牛は食べちゃいけないとか、そういった表面的なことは学ぶことができるかもしれませんが、それらは別にインターネットでも本でも読めばいくらでも書いてあることですし、あまりオンライン英会話を利用して学ぶものでもないと思います。

ついでに、講師は客商売ですので、こちらの英語をとても丁寧に聞いてくれますが、実際の外国人はもうちょい無礼で、ずかずか自分の意見を述べたり、こちらが理解していなくてもお構いなしに会話を続けていきます。

ベストなグローバル人材の作り方は、海外の語学も、文化も、差異も学べる交換留学などで、それゆえ、最近は価値が薄れたとはいえ、やはり留学経験者は就職活動で重宝されやすい傾向にあります。そして、理想的には以下のスキームに乗っかることです。

国内で英語力を高める→留学などを経験する→将来的に海外と折衝するポジションにつく

もちろん、他にもいろいろなやり方もありますし、そもそも『グローバル人材』という胡散臭い単語にアレルギーを起こす人もいると思いますので、あくまで海外で活躍できるビジネスマンになるための一例、とらえていただければと思います。

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