長期的プランと短期的プラン:英語学習で必要な二つの目標をたてよう

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今回は、英語を学習する目的別の勉強法についてまとめていきたいと思います。一概に『英語の学習』とひとくくりにされていますが、目的に応じて使われる方法も、準備の仕方もことなります。

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英語を学習する目的とは

これには、本当に様々な目的があります。高校・大学受験のための英語、海外留学のため、海外旅行で最低限の英語を話すため、趣味として・・などなどで、数え上げたらきりがありません。例えば、仕事で英語を使うにしても、貿易業務としてE-メールのやり取りさえできればいいのか、それとも海外駐在として、バリバリのビジネス英語を求められるのか、などのバリエーションがあります。

さて、勉強には『長期的な目標』と『短期的な目標』とがあります。例えば、会計の勉強をするための短期的な目標と言えば、大学の単位を獲得すること、会計士や簿記の試験に合格すること、などがあり、長期的な目標としては、その知識や資格をもとに良い職業についたり、顧客を案内したり、といったものです。

私の経験上、英語の勉強では『長期的』および『短期的』の両方を持つことが望ましいと思います。例えば『来月海外旅行に行くので、当座しのぎの英語を学習したい』という短期的なプランを立てたとします。

その場合、あくまで『旅行』という目的のために必要な英語は、非常に基礎レベルの英語力です。レストランでは、極端な話、文構造を丸無視してメニューの単語を唱えればどうにかなりますし、指さしながら旅行すれば、yesとnoだけで旅行を終えられるという人もいます。

ただ、この場合長期的な英語力の向上は望めません。今や、英語は貴重なステータスではなく、大きな企業に入るための前提条件のようになっていますし、このまま人口減が続き、国内市場が縮小し続ければ、ますます海外で物を売ったり、外国人労働者を受け入れて、職場で英語を話す機会が多く求められることでしょう。

ですので、先ほどの『海外旅行』の話を例にとってみると、あくまで『海外旅行英会話』は短期的な目標、一つのステップに過ぎず、その先にある目標を掲げてったほうが、将来的には英語を有効に活用できるようになります。もうじき退職して、今後は金輪際英語を使わないぞ、という人はともかく、まだまだ現役の人は『旅行に行って終わり』『2ヵ月の海外出張で使って終わり』という使い捨ての英語を勉強するのではなく、その後の英語プランを考えて勉強を行った方が、やりがいがありますし、ためになるはずです。

長期的な英語学習の目標

さて、長期的な英語学習の目標に関してですが、これは自身の人生設計とも密接に関係しています。例えば、将来海外での就職や、海外転勤のある大企業での就職を考えている人は、最終的にかなり高い水準の英語力を身につけることが求められます。

ヨーロッパの機関の数値でいえば、最低でもB2くらいの英語力が求められるでしょうし、欲を言えばC1の英語力が欲しいところです。ちなみに、私のドイツ語力は試験ベースでC1ですが、これでも100%ドイツ語が理解できるわけではありませんし、時には単語に詰まることもあります。

以下、私の考える英語のレベルの最終目標と、それに適した人材です。日常会話であればB1、ラジオを聴いたり、そこそこアカデミックな話についていけるのがB2、大学の講義にばりばりついていったり、ビジネスでばりばり英語を使うのであればC1以上必要です。

C1
海外勤務を目標とする人、海外に永住を考えている人、海外の研究機関で働く人など

B2
海外出張、一時海外勤務、非英語圏での大学・大学院留学

B1
海外出張(最低限)、国内で最低限のメールのやり取り

ちなみに、この最終目標は途中で変わってもいいと思いますし、人生どこで転ぶか分かりません。私の場合、最初は英語をペラペラになるつもりなんてありませんでしたし、国内で就職して、せいぜい海外旅行で上手く話せればいいや、という感じでB1くらいの英語力を目指していました。

それが、何がどう転んだのか分かりませんが、会社を辞めて、ヨーロッパの大学院を目指すこととなり、そうすると今度は受験のためにB2レベルの英語が必要となりました。現地に来て、ヨーロッパでビジネスするためにはどうやらC1レベルの英語が必要なようだぞ、と最近気づきましたので、今度は最終目標がC1に切り替わりました。

スポーツ選手も海外チームに移籍したり(有名でなくても、マイナーリーグに移籍する人もいますし)、ラーメン屋や美容院の店員でも、海外支店に送り込まれる事例をよく聞きます。以前よりも、明らかに海外と接する機会は増えていますので、ここではやはり、長期的な英語の勉強方法の組み立て方が必要となってきています。

短期的な英語の学習目標

とはいえ、あまり長いスパンでプランを立てすぎても、漠然としています。『将来は海外で就職することが夢なんだ』と言っても、その前段階として、様々なステップを踏まなくてはいけません。

というわけで、上述の長期的目標を達成するために、以下のような短期的目標が必要になってきます。

B2
TOEFLやIELTSの試験を受験する、大学で英語のみの講義に挑戦する

B1
海外(特にノンネイティブ)の友達と会話する

A2
海外旅行を行う、メールでのやり取りをインターネットで行う

私が英語以外の外国語を習得するときも、基本的には、長期的なプラン(なんのためにこの外国語を勉強するのか)を立て、続いて短期的な目標をいくつか立てていく風にしていきました。

最初から『英語をペラペラにすること』を目標にしていると、絶対に長続きしませんし、そもそも何のために英語をペラペラにするのか、動機が不安定ですぐに挫折してしまいがちです。人生設計に沿って、長期的な英語学習プランを立てたうえで、それに基づいて短期的な目標を立てていき、地道に英語のレベルを向上していくのが、私は一番効率が良く、かつ長続きしやすいと思います。

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