海外の大学・大学院での論文の書き方とオンラインスクールの利用

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今回は、欧州大学院のセミナーで求められるセミナー論文に必要な英語知識に関してまとめていきたいと思います。

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欧州の文系大学院とセミナー論文

以前もどこかで書きましたが、日本の大学と違って欧米の大学の場合、入ることよりも出ることのほうが大変といわれています。実際にドイツなどでは、高校卒業時に大規模な一斉試験(Abitur)がありますが、それさえ乗り切れば大学入試などは必要ありません。

一方で、入ってからの試験や論文、セミナー活動などはその分非常に難易度が高いものとなっています。論文やレポートにしろ、日本の大学のようにありあわせの知識でちょいちょいと書けばパスできるような代物ではなく、準備に6~8週間、A4用紙で15枚分くらい要するのが基本水準です。

ここで注意しなくてはいけないのは、母国語を扱える現地の大学生が苦労しつつも「6~8週間」程度かかるということです。

まず、セミナー論文を書く際には、その内容を裏付ける根拠として、多くの文献を読み漁る必要が出てきます。ついでそれらを精読しつつ自分なりの言葉でまとめる精読力とライティング力が必要とされてきますので、総合的に「リーディング」と「ライティング」が要されます。

加えて、私の大学院はセミナーレポート提出後にその発表会がありますので、その際には英語のスピーチ能力も試されます。スピーチ自身は台本などに頼る手もありますが、その後にどっちみちゼミ生や教授から質疑応答がされますので、どっちみちそこで苦しいことになります。以下、具体的なステップとともに、どういった英語力が必要になるのか見ていきたいと思います。

必要となる英語力

1速読

速読といっても、目的に応じて違った方法をとる必要があります。例えば、論文で必要となる学術レポートや書籍などを、大学入試の英語と同じように一行一句読もうとすると100パーセント時間がなくなります。具体的には、ひとつの論文のために私は30個近い参考文献(10~30pくらい)を引用しますが、それは絞って取捨選択された状況ですので、実際には200以上のタイトルの論文をちら見していると思います。

基本的なスタンスとしては例えば「キーワード」に注目する読み方などが有効です。また、多くの論文では冒頭に論文の紹介などがあり、そこで論文の概要がつかめますので、それを頭に入れてから読むだけでも理解度はだいぶ変わってきます。

具体的に英語のレベルでたとえると難しいですが、TOEICで言えば最低でも800以上はほしいところだと思います。たとえTOEICで満点近くても内容が100パーセント理解できるわけではないところを考慮すると、やはりTOEIC云々ではなく、ひたすら量をこなしてまずは「英語の速読」に慣れる必要があります。

2精読

必要な情報を膨大なインターネットの文献の山から収集するためには速読が必要ですが、難しい定理や理論などを理解する際にはスピードダウンも必要です。重要な参考文献の意図を正確に理解し、それを自分の言葉で噛み砕いて説明する必要がありますので、人に伝えるためにはその内容を当然明確に理解しておく必要があります。

TOEICで出てくるようなしっかりと学校で教わる文法に則った英文ではなく、時に回りくどい、学者っぽい文章も出てきて理解に苦しむこともあります。こちらも、理解するためにはやはり文法レベルで分解して把握できる読解力を身につけておく必要があります。

3ライティング

続いて、上述の速読と精読を経てインプットしたものを、今度はライティングやスピーチといったような形でアウトプットしていく必要があります。ちなみに、論文の場合、英語ができるからいいものが書けるとは当然かぎりません。日本語ができるからいい論文がかけるとも限らないとの同じ道理です。

あくまでしっかりと理論だった内容であることを前提とすると、

4スピーチ

スピーチに関しては、パワーポイントなどを用いて行いますので、スピーキングだけで全てを伝えなくてはいけないわけではなく、図などを用いて視覚的に訴えることが可能です。とはいえ、日本でおこなうプレゼンと同じで、単に資料の棒読みになってしまったり、プレゼンのほうばかりに目がいって、オーディエンスに目が行かないと減点対象になりますので、この辺は慣れていない方はあらかじめ何度か友達などに手伝ってもらって練習しておくといいでしょう。

オンライン英会話とセミナー論文

続いて、オンライン英会話をセミナー論文に活用する方法についてまとめていきます。まず、論文の添削を行っているようなオンライン会社はいくつか存在します。

英作文添削会社IDIY

英作文添削会社IDIY

単価は高めですが、依頼すればちゃんとプロが添削してくれます。ただ、学士、修士論文のような正式なものであればともかく、学期ごとに提出するようなセミナー論文をいちいちこうした機関に依頼するのは手間ですし、かなり費用もかさんできます。

もちろん、正しい英語であるにこしたことはないのですが、ことセミナー論文くらいでしたら、多少の文法ミスくらいは多めに見てくれますので、私はこれに関しては外注などせずに、なんとか自力で英訳するように心がけています。上述のように、論文を書くに当たって多くの資料を確認しますので、そのうちに語彙力も身についてきますし、大学院に入学できる程度の英語力があれば、自力でやってもそこまで破滅的な英文にはならないはずです。

一方で、プレゼンなどに関してはある程度オンライン英会話など、外部の手助けが必要になってきます。別に、大学の友達でもいいですし、壁に向かって一人で練習してもいいのですが、発音を修正したり、言い回しなどをアカデミックなものにしたい場合などは、オンライン英会話が有用です。

この場合、オンライン英会話のキャラクターに応じて、クオリティが変わってきます。もちろん、レアジョブや産経英会話などでもよい講師であれば文法や発音の訂正はできますが、大学院で通用するようなよりアカデミックな英語を望むのであれば、やはりネイティブの講師で、かつ経済や数学のような、自分の分野に応じた講師を雇えるようなオンライン英会話がよいでしょう。

たとえば、mainichieikaiwaのように講師の質も安定して、それぞれの部門に特化したような講師が見つけられるような会社がお勧めです。

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