オンライン英会話におけるフィリピン人講師の採用条件と雇用状況

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My tutorやBizmatesのように、初めから高級路線でいっている会社はともかく、格安オンライン英会話におけるフィリピン人講師の英語力は、個人によってまちまちなところもあります。今回は、フィリピンのグーグルから、オンライン英会話講師の採用基準を見つけてきましたので、いくつかまとめていきたいと思います。

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フィリピン人講師の採用基準

EigodoやCross-to-talkのような、日本人を採用しているオンライン英会話の場合、比較的簡単に求人広告を探すことができます。大体、TOEICや英検準一級、あとは、海外経験などを採用基準に設けているところが多い形です。

一方、フィリピン人の求人は、当然ながら日本では行っていないので、現地のサイトを探してくるしかありません。というわけで、今回は、どのようにフィリピン人講師の求人が行われているのか、いくつか例を出していきたいと思います。

例1.大手格安オンライン英会話

  • 募集要項(原文は英文)
  • 大卒レベルの学歴が必須。英語の教授資格や、オンライン英会話の経験、コールセンターでの勤務経験は必須ではないが優遇。
    新卒、未経験者も大歓迎
  • 18~39歳までで、男女問わず
  • アメリカ英語をネイティブ並みに話せる方
  • 自宅に高速のインターネット環境がある方

もうちょっと項目はありましたが、一部省きました。ちなみに、給与体系に関しては言及されていませんでしたが、他のオンライン英会話の例からも、恐らく歩合制かと思われます。

採用条件に『ネイティブ並みのスピーキング能力』とありますが、私はこれまでネイティブ並みのスピーキング能力を持った講師(日本人含む)をほとんど見たことがありません。ここでいうネイティブ並みとは、恐らくC1レベル、TOEFLでいうと106点程度の水準を指しているのではないかと思われます。

例2.大手格安オンライン英会話
続いて、同じく別の大手オンライン英会話の募集要件と募集プロセスを見てみましょう。

募集要件(原文英語)

  • 18歳以上
  • 安定したインターネット環境
  • フィリピン在住であること
  • 英語教師としての経験は不問(ただしあれば優遇)
採用プロセス

簡単にまとめると、インターネット上で募集したのち、筆記試験とトライアルレッスン(レッスンする側として)があり、それらをクリアすれば採用となるようです。その後、1ヵ月の研修期間を経て、会社のインターネット上にプロフィールなどがのせられ、講師としてのレビューを果たすそうです。

こうして見てみると、日本人のようにTOEICやTOEFLのスコアは余り勘案されず、技能的な試験などで採用にプロセスを行うような形です。中には、プロフィール画面にTOEICやTOEFLの点数を掲載しているフィリピン人講師の方もいて、それを見ているとTOEIC900点以上、TOEFL100点以上がほとんどです。

なぜこの会社で働いているのか

世の中には多くのオンライン英会話学校があります。我々は、価格や教材、講師の質などを考慮してどのオンライン英会話を受講するか決めることができますが、果たして、フィリピンの講師たちは、どのようにして働く会社を決めているのでしょうか。

例えば、オンライン英会話の大手、レアジョブでは、以下のような催しを行って、講師のモチベーションを高めているようです(写真を見たら、見知った講師がいました)。

23 of RareJob’s most valued tutors spent one Saturday afternoon to mingle and chat with fellow tutors and the RareJob staff, including Lesson Operations Manager, Mr. Hirotaka Shionoya and Mr. Tomohisa Kato, the CEO of RareJob, Inc. More than the cozy ambience and freshly brewed coffee of Travelbean Coffee Shop, the attendees enjoyed fun activities with their fellow home-based tutors who have come from different cities in NCR and its neighboring provinces.

『23名のレアジョブ講師が、土曜日の午後に一堂に会して、他の講師やスタッフ、そして経営陣たちとともに楽しくおしゃべりをしました。アットホームな雰囲気と香ばしいコーヒーに加えて、参加者は別の州からこのためにやってきた在宅の同僚たちとアクティビティを楽しみました』

興味があったので、他にも何人かの講師をつかまえて、なんでその会社で働いているのか、聞いてみることにしました。

1.理由は特になし

なんとなく、その会社の採用試験を受けたら合格した、という答えが多く返ってきました。我々が、アルバイトを探す際にそこまで福利厚生などを考慮しないのと同様で、彼らもそこまで深い理由や思いやりがあってその会社にしたわけではないようです。ただ、長い間同じ会社で働いていると、固定の生徒がつくようで、彼らと離れるのが嫌だから、という理由で、給料が高い別の会社に移らずに、そのまま残っていることもあるようです。

2.家が近かった

前から疑問に思っていたのですが、深夜まで営業をしているオンライン英会話で、かつオフィス勤務の場合は、どうやって家に帰っているのでしょう。日本のように街中に電車が通っているわけでもありませんし、フィリピンの夜道は暗く、危険です。

彼らもそれを考慮しているようで、家の近くの勤務地であれば、仕事終わりでもすぐに家に帰れる、との理由から、近くの会社で勤務するケースがあるようです。東南アジアの夜道の危なさは私も知っているので、あまり遅くまでレッスンを行っていると心配になりますが。

3.友人に評判が良いと聞いたから

この理由も多かったです。フィリピン人の中で、オンライン英会話のバイトは割とポピュラーなものらしく、レアジョブの講師の子に聞いたら、他の会社でバイトしている友人もたくさん知っている、とのことでした。

採用基準から講師の質をはかるのは難しい

他にもいくつかフィリピンのインターネット上で募集広告を探しましたが、具体的に必要とされる講師経験や、TOEIC,TOEFLの点数を明示している会社はほとんどなく、基本的には筆記試験や、インタビューなどによって採用を決めているようです。

というわけで、人事の人に採用の時に重視する点などを聞かなければ、どんな人が合格して、どんな人が不合格なのかの明確な基準はわからないわけです。

採用基準から講師の質を探るのは難しい

というわけで、結局、いつもの持論に戻るわけですが、やはり30分辺りの単価を高く設定しているオンライン英会話学校は、講師の給料も高く設定している傾向にあり、それなりに講師としての経験がある人々が集まるようにできています(もちろん、例外もありますが)。

あとは、会社によるというよりも、講師一人一人の能力による、というところもありますので、レアジョブやDMMのように単価が安くても、中には優秀な講師が在籍している会社もたくさんあります。

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