留学前にどのくらいのレベルが必要?海外留学で必要となる語学力

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外語大のように全員海外留学することが必須のような大学はともかく、多くの大学では未だに、交換留学は狭き門で、英語ができる人、成績が上位の人のみに許されたものです。私も、大学時代は英語ができませんでしたので、留学に行く、という友人の話を聞いてひそかに羨ましいと思っていたのですが、今度は自分がその立場になりました。

今回は、海外留学では主にどのような英語力が必要になるかについてまとめていきたいと思います。

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海外留学中の授業と試験の流れ

他の国はどうだか知りませんが、一応北欧の一例として、私の大学のケースを載せていきたいと思います。まず、海外の大学も日本と同様に「単位を獲得する」ために大学に行きます。国や大学によると思いますが、私の大学は1つの科目を週に2回(90分ずつ)、1セメスター続けて、6クレジットポイント(単位的なもの)ゲットできます。

勿論、ただ授業に出ていればいいというわけでなく、試験に合格する必要があり、逆に、試験に合格できないと、単位は一切もらえない、というまさに『results-oriented(成果主義)』な社会です。それに比べると日本はまだ、教授によると思いますが、ミニテストや、出席点などが加味される『process-oriented(過程重視主義)』だと思います。

英語のブログですので、英語でおこなわれる講義を見ていきましょう。レッスンはプレゼンテーション形式で行われ、生徒はよく質問します。別にあてられることは滅多にありませんので、スピーキングの能力はこの際セミナーなどを無視するとあまり関係ありませんが、リスニングの能力がかなり求められます。

1.海外留学とリスニング

私は大学院入学時のTOEICリスニングスコアが確か450点くらいで、IELTSが6.5前後くらいだったと思いますが、それだと講義の85%~90%くらいは理解できます。事前に配布資料などを予習しておけば、90%以上は理解できますが、ただし、レクチャーを行う教授は基本的にノン英語ネイティブですので、イギリス人の教授とかに早口で講義をされたら、85%理解できる自信はありません(今は前よりマシですが)。

それと、自分の専門の授業か否かも重要です。例えば、私は日本語にしたって、ペルシャの陶磁器とかバクテリアの増殖の講義を受けたら100%内容を理解できる自信はありませんので、やはり、英語といえども、自分の専門分野の方が理解度は高いです。とにもかくにも、リスニング能力は留学生活で一番求められますので、日本にいるときから重点的にやっておきましょう。ついでに、ヨーロッパはイギリス英語が基本ですので、アメリカ英語になれていると若干きついです。

TOEICリスニング450点以上あれば、専門科目の、ノンネイティブ教授の英語の授業は85~90%程度理解できる(経験談)。

2.海外留学とリーディング

次いで、リーディングを見てみましょう。毎日多くの課題が課されます。別に宿題ではないので読まなくても内申には響きませんが、次の授業についていけなくなり、最終的に試験で死にますので、私は毎回律儀に課題を読んでいました。

最低でも、一日参考書20~40P分くらい英語で読めるくらいの速度が望ましいです。私の場合、同じく大学院入学当初のTOEICリーディングスコアが450点程度、IELTSが6.5前後くらいで、4分間~8分間に1P程度のスピードでした(45行程度の長さ)。開きがあるのは、単語を引いたり、マーカーを引く箇所が多かったり、あるいは端に要約を書き加えたりしていると、その分時間がかかることもあります。

注意したいのは、娯楽小説を読むわけではないので、単に早く読めればいい、というわけではないところです。ちゃんと内容を理解しつつの読書ですので、当然神経を使います。上に、20~40Pを、1P当たり4分~8分のペース、と書きましたが、仮にマックスで計算すると、40P×8分で、320分、時間で計算すると5時間超かかることとなり、これは非常にきついです(1p5分だとしても3時間)。

TOEICリーディング450点以上あれば、専門科目の、参考書類は1P当たり4~8分程度要する

リーディングの救いは、ページを読み進めていくうちに、見知った単語が増えてきて、ページが進むごとに1pあたりに要する時間が短くなっていくところです。

3.海外留学とライティング

優先順位でいくと、リスニング、リーディング、次いでライティングです。というのも、ライティングは時にエッセイ提出などの機会もありますが、日本ほど多くは無く、ライティング能力を求められるのはもっぱら試験でエッセイ問題が出た時に限ります。

ただ、この『試験でエッセイ問題が出た時』が曲者です。TOEFLやIELTSのライティング試験を受けたことがある人はイメージしやすいのですが、まさにあんな感じで、時間の余裕もないです。私が課された最初の試験でのエッセイは、30分でA4用紙×3枚分のエッセイ(Introduction→Analysis→Conclusion)を書け、というものでした。

文字の大きさにもよりますが、30分でA4用紙3枚分のエッセイは、日本語でも課目によっては難しいところがあります。辞書持ち込みOKの試験でしたが、辞書を使う間もなく、黙々とスペルの間違った単語を書き連ねて、最後には長考する時間が無くなったので、中学生レベルの単語(it is bad, it is importantなどなど)を中学生レベルで使ってどうにかエッセイ完成させた覚えがあります。

IELTS ライティング6.0で30分にA4用紙3枚に届かないくらいのライティングスピード

次回の試験では反省して、試験2週間前から黙々とエッセイライティングの勉強をしていたら、単語はすんなり覚えられるわ、内容を人に英語で説明できるようになるわで、かなり英語が上達した覚えがありますので、集中的に一つのトピックに関してエッセイを書きまくる勉強法もお薦めです。

4.海外留学とスピーキング

私は英語圏ではないので、日常生活で英語を避けて生きようと思えば生きられますし、セミナーにさえ参加しないで、留学生との接触を避ければ、英語を話す機会はありません。逆にいうと、セミナーに参加したり、留学生とおしゃべりがしたかったり、そもそも英語圏に留学する人にとってはスピーキングは必須です。

IELTSのスピーキングスコアは確か6.0くらいですが、これでどうにか留学生(ネイティブ含む)との会話は成立します。多分5.0くらいでも成立することはすると思うのですが、あまり楽しくない成立の仕方で、相手も意味も分からず頷いてくれていたり、聞き返したりの世界ですので、やはり最低6.0程度が望ましいですし、正直これでも足りないくらいです。

IELTS 6.0くらいだと、かろうじて日常会話にはついていけるが、ネイティブ同士がバーでビールを飲みながら早口で話し始めると、会話に参加しづらくなるくらいのレベル。

ちなみに、海外留学すると英語がペラペラになるイメージがありますが、別にそんなわけではありません。人と関わらないと上達しませんし、やはり積極的なコミュニケーションが求められてきます。ただし、そもそもコミュニケーションのためには英語力が必要と、いう、卵が先か鶏が先か的な理論になってきます。

仮に、海外留学を見据えてのオンライン英会話であれば、初級~中級まではフィリピン系の格安オンライン英会話、中級以降はネイティブ系を利用したほうがいいいです。というのも、会話は『リスニング』と『スピーキング』の二つがあって成り立つものですので、ネイティブの会話に慣れておかないと、海外で会話に参加するのが困難になります。

とはいえ、最初からネイティブ系のオンライン英会話を始めるのは難易度が高いので、最初はフィリピン系で慣れておくのがよいでしょう。

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